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浜松市の災害時に備える!浄化槽の強靭化と復旧対策の重要性

静岡県浜松市を拠点に給排水設備の新設、修繕、メンテナンスを行う株式会社ケイエム設備です。浜松市は東海地震の想定震源域に位置し、また台風や豪雨による水害リスクも高い地域です。災害時には下水処理システムが大きな影響を受ける可能性があり、特に浄化槽をご利用のご家庭や事業所では事前の対策が重要になります。今回は浄化槽の災害対策について、その重要性と具体的な方法をご紹介します。

浜松市で想定される災害と浄化槽への影響

浜松市では、東海地震や南海トラフ地震のリスクに加え、台風や集中豪雨による河川の氾濫、土砂災害なども想定されています。これらの災害は浄化槽にさまざまな被害をもたらす可能性があり、事前の対策が非常に重要です。特に浄化槽は地下に設置されているため、地震による破損や水害による浸水の影響を受けやすい設備です。
 

地震による浄化槽への影響

地震が発生した場合、浄化槽には以下のような被害が想定されます。

・本体の亀裂や破損
・配管の接続部分の破損や漏水
・電気設備の故障
・浄化槽内部の機械設備の損傷
・地盤沈下による傾き・浮き上がり

特に液状化現象が起きやすい浜松市の一部地域では、浄化槽が地中から浮き上がってしまうケースも考えられます。この場合、配管が破断し、生活排水が漏れ出す可能性があり、衛生面での大きな問題となります。
 

水害による浄化槽への影響

浜松市では、天竜川や浜名湖周辺地域を中心に水害リスクが高い地域があり、浄化槽が水没すると次のような問題が発生します。

・浄化槽内部への土砂や異物の流入
・微生物の死滅による浄化機能の低下
・電気系統の故障
・マンホールからの汚水の逆流
・ブロワーなどの機械設備の故障

水害時には浄化槽のブロワーが水没することで機能が停止し、復旧に時間がかかるケースが多いです。また、浄化槽内に土砂が流入すると、完全に排出するまでに大掛かりな清掃が必要になります。

浜松市で過去に発生した主な災害 年月 被害状況
東海豪雨 2000年9月 天竜川の氾濫により浸水被害多数
台風14号 2005年9月 浜名湖周辺の浸水、浄化槽の機能停止多数
静岡県東部地震 2011年3月 一部地域で浄化槽の損傷
台風19号 2019年10月 河川の氾濫による浄化槽への土砂流入

「参照:浜松市防災情報」
 

浄化槽の災害対策と強靭化の方法

災害による浄化槽への被害を最小限に抑えるためには、事前の対策が重要です。特に浜松市のような災害リスクが高い地域では、浄化槽の強靭化を図ることで、災害時の生活環境を守ることができます。ここでは具体的な強靭化の方法をご紹介します。
 

地震対策としての浄化槽の強靭化

地震に強い浄化槽を実現するためには、以下のような対策が効果的です。

耐震性の高い浄化槽への更新
古い浄化槽は現在の耐震基準を満たしていない場合があります。特に設置から15年以上経過している場合は、最新の耐震性能を持つ製品への更新をご検討ください。
 
浄化槽の固定と補強
地盤との固定を強化することで、地震時の浮き上がりや移動を防止できます。液状化が懸念される地域では、特に重要な対策です。
 
配管の可とう性確保
硬い配管材料ではなく、地震の揺れに対応できる可とう性のある配管への交換が有効です。接続部にも柔軟性のある継手を使用することで、破断リスクを低減できます。
 
電気設備の保護
制御盤やブロワーなどの電気設備を高い位置に設置し、地震による倒壊や水没から保護します。
 

ポイント

浜松市では、単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への転換に対する補助金制度があります。この機会に耐震性能の高い最新の合併処理浄化槽への切り替えをご検討ください。補助金を活用することで、コスト負担を抑えながら防災対策と環境保全の両方を実現できます。

 

水害対策としての浄化槽の強靭化

浜松市では河川の氾濫や集中豪雨による浸水リスクが高い地域があります。水害に備えた浄化槽対策として、以下の方法が有効です。

マンホールの防水対策
浄化槽のマンホールに防水蓋を設置することで、浸水時の汚水の逆流や土砂の流入を防ぎます。
 
ブロワーの高所設置
ブロワーを地面より高い位置に設置することで、浸水による故障を防止できます。
  
逆流防止弁の設置
下水管からの逆流を防ぐために、逆流防止弁を設置します。特に低地にある住宅では重要な対策です。
 
浄化槽周辺の排水対策
浄化槽周辺の排水を良くし、土砂の流入を防ぐための排水溝を設置します。
 

浄化槽の災害対策 効果 概算費用
防水マンホール蓋への交換 浸水時の汚水逆流防止 3〜5万円
ブロワーの高所設置 水没による故障防止 2〜4万円
浄化槽本体の固定強化 地震時の浮き上がり防止 5〜10万円
可とう性配管への交換 地震時の配管破断防止 8〜15万円
逆流防止弁の設置 下水からの逆流防止 3〜7万円

「参照:環境省 浄化槽サイト」
 

 

災害発生後の浄化槽復旧対策

災害が発生した後の浄化槽の復旧は、生活再建の重要な要素です。特に浜松市のような人口密集地域では、衛生環境の確保が急務となります。災害後の浄化槽の適切な対応方法をご紹介します。
 

地震後の浄化槽チェックポイント

地震発生後は、以下の点を確認することが重要です。

浄化槽本体の確認
目視できる範囲で、浄化槽本体に亀裂や破損がないか確認します。
 
マンホールからの漏水確認
マンホール周辺に水たまりや湿りがある場合は、漏水の可能性があります。
 
配管接続部の確認
目視できる配管の接続部に異常がないか確認します。
 
ブロワーの動作確認
ブロワーが正常に動作しているか確認します。音や振動に異常がある場合は専門業者に相談しましょう。
 
浄化槽内部の水位確認
マンホールを開けて水位を確認します。通常と異なる水位の場合は、漏水や逆流の可能性があります。
 

水害後の浄化槽復旧手順

水害後の浄化槽復旧は、以下の手順で行います。

安全確認
まず、浄化槽周辺の安全を確認します。水没している場合は、感電の危険があるため、電源を切ってから作業を行います。
 
浄化槽内部の清掃
水が引いた後、浄化槽内に流入した土砂や異物を除去します。これには専門の清掃業者による汚泥引き抜き作業が必要です。
 
機械設備の点検・修理
ブロワーや制御盤などの機械設備が水没した場合は、乾燥させた後、専門業者による点検・修理が必要です。
 
配管系統の洗浄
浄化槽に接続する配管内の土砂や異物を洗浄します。
 
微生物の再投入再投入
浄化槽内の微生物が死滅している場合は、浄化機能を回復させるために微生物の再投入が必要です。
 

重要

浜松市では、災害時の浄化槽の復旧に関する支援制度があります。被災した浄化槽の点検・修理費用の一部が補助される場合がありますので、災害発生後は浜松市役所や専門業者にお問い合わせください。早期の申請が必要な場合があるため、被災後はできるだけ早く状況を確認することをおすすめします。

 

浜松市の地域特性に合わせた浄化槽災害対策

浜松市は広大な市域を持ち、地域によって地形や環境が大きく異なります。沿岸部、中山間地域、都市部など、それぞれの地域特性に合わせた浄化槽の災害対策が必要です。
 

浜松市沿岸部での対策

浜名湖周辺や太平洋沿岸部では、津波や高潮のリスクがあります。これらの地域では以下の対策が重要です。

・マンホールの完全防水化
・塩害に強い材質の浄化槽・配管の選択
・浄化槽の高所設置(可能な場合)
・逆流防止装置の強化

特に津波が想定される地域では、浄化槽が完全に水没する可能性を考慮した対策が必要です。
 

浜松市中山間地域での対策

天竜区などの中山間地域では、土砂災害のリスクがあります。これらの地域では以下の対策が有効です。

・浄化槽周辺の土砂流入防止工事
・浄化槽マンホールの保護フェンス設置
・強化プラスチック製の浄化槽の選択
・斜面からの安全距離の確保

土砂災害が発生した場合、浄化槽が土砂で埋まってしまうリスクがあるため、設置場所の選定が特に重要です。
 

浜松市の地域 主な災害リスク 浄化槽の優先対策
沿岸部(南区、西区など) 津波、高潮、液状化 防水対策、塩害対策
中山間地域(天竜区) 土砂災害、河川氾濫 土砂流入防止、強度強化
平野部(中央区、東区など) 地震、都市型水害 耐震対策、逆流防止
河川近接地域(浜北区など) 河川氾濫、浸水 浸水対策、マンホール保護

「参照:浜松市防災マップ」
 

災害に強い浄化槽メンテナンスの重要性

災害時に浄化槽の機能を維持するためには、日頃からの適切なメンテナンスが欠かせません。特に浜松市のように災害リスクが高い地域では、定期的な点検と清掃が重要です。適切なメンテナンスによって、災害時の被害を最小限に抑え、復旧をスムーズに進めることができます。
 

日常的な点検と注意点

日頃から以下の点に注意して浄化槽を管理しましょう。

異常な音や匂いのチェック:ブロワーから異常な音がしないか、マンホール周辺から悪臭がしないかを確認します。
定期的な水質確認:放流水の色や濁りをチェックし、異常があれば専門業者に相談しましょう。
ブロワーの稼働確認:ブロワーが正常に動作しているか定期的に確認します。
マンホール周辺の清掃:マンホール周辺に草や土が堆積していないか確認し、定期的に清掃します。
異物の投入防止:浄化槽に負担をかける異物(油脂類、薬品など)を流さないよう注意します。
 

法定点検・清掃の重要性

浄化槽には法律で定められた点検・清掃があります。これらを確実に実施することが、災害時の被害軽減につながります。

法定点検(年3〜4回):専門の保守点検業者による定期点検が義務付けられています。機械設備の動作確認や水質検査などを行います。
法定清掃(年1回以上):浄化槽清掃業者による汚泥の引き抜きや槽内の洗浄を行います。汚泥が過剰に溜まると、災害時に流出するリスクが高まります。
法定検査(年1回):指定検査機関による水質検査や設備の状態確認を行います。不具合の早期発見につながります。

注意

浜松市では、法定点検・清掃・検査を実施していない浄化槽は、災害時の復旧支援対象外となる場合があります。日頃からの適切な維持管理が、災害時の支援を受ける条件にもなりますので、定期的なメンテナンスを怠らないようにしましょう。また、点検・清掃記録は大切に保管しておくことをおすすめします。

 

浄化槽の災害対策まとめ

浜松市の地域特性を考慮した浄化槽の災害対策は、日常生活の安全と環境保全の両面で非常に重要です。地震や水害などの災害時にも浄化槽が機能を維持できるよう、平時からの準備と適切な対応が求められます。
株式会社ケイエム設備では、浜松市とその周辺地域における浄化槽の設置、維持管理、災害対策に関するご相談を承っています。地域に密着した経験と知識をもとに、お客様の状況に合わせた最適な提案をいたします。
災害に強い浄化槽環境の整備は、今すぐに始めることが大切です。浄化槽に関するお悩みやご不明点がございましたら、お気軽に当社までご相談ください。

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